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5G周波数まとめ

昨日のxiaomiの5G端末の発表を受けて気になることがありました。

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ここです。昨日の記事にも記載しましたが、5Gの周波数帯がよくわかっていません。n79??むふぅ。

ということで少し調べてみました。備忘録的にまとめたものを記載しておきます。(2019/9/25時点)

周波数の割り当てについて

まず5Gといっても5GHzの周波数帯のみということではないです。

4G(LTE)のときよりも、それぞれの割り当てられる周波数の帯域(幅)が広いのが特徴っぽい。

周波数帯としては450~6000MHzのFR1(Sub-6GHz帯)が広域サポート。

24.25~40.0?GHzのFR2(ミリ波帯)が高速という感じなのかな。

チャネル帯域幅としてもFR1は最大100MHz。FR2は400MHz。

複数帯域を束ねることを考えなければFR2のほうが基地局のカバーエリアは狭いけどちょー高速になりそう。

で、この周波数帯。LTEではよくBandという表現でしたが、5Gではn@@という感じで”n”を頭につけるみたいです。

※周波数は低いほうが回折するので広いエリアをカバーする。ただし高周波数で帯域幅が大きければ通信速度が速いはず。

日本の割り当て

今年4月に総務省が割り当てを発表しましたが、それを参考にすると

n77、n79、n257

なのかなと。

n77とn79がFR1(Sub-6GHz帯)、n257がFR2(ミリ波帯)です。

キャリア別割り当て

日本では広域のFR1の帯域を1~2個をそれぞれのキャリアに。

FR2の高速帯域を1個それぞれのキャリア割り当てました。

結果は

NTTドコモ・・・FR1が2個。FR1が1個。

KDDI/沖縄セルラー・・・FR1が2個。FR1が1個。

ソフトバンク・・・FR1が1個。FR1が1個。

楽天・・・FR1が1個。FR1が1個。

となりました。

2個と1個の差は、各キャリアが携帯の電波という非常に大切なインフラをしっかり管理運営できるかどうかの違いです。

NTTドコモKDDIは元々回線も敷設できる通信事業者なので信頼安全面で2個GET!

ソフトバンクは通信事業者というより所詮投資会社でだめぽなので1個。

楽天は事業運営計画甘すぎで1個。

というかソフバンと楽天が悪すぎ。ソフバン契約者は一刻も早く解約したほうがよさそうです。(もっとも楽天はまだMVNOですが)

まとめ

ということで図にしました。見にくいかもしれませんが。。。

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黄色矢印は日本の割り当て周波数帯域。

水色矢印は現在発売されている5Gスマホの対応帯域。

色付きセルはそれぞれのキャリア。

これをみると以下のことに気づきます。

  1. 今の5Gスマホを日本で使おうとしたらNTTドコモKDDIしか対応していない。
  2. ちょー高速っぽいFR2(ミリ波帯)に対応しているスマホはまだない。
  3. xiaomiとHuaweiのみn79も対応しているが、国内で恩恵はNTTドコモのみ。
  4. 帯域の割り当て的にNTTドコモが勝利。

まぁ日本で5Gの商用は2020年春なので気長に待ちましょう。

参考文献

総務省:第5世代移動通信システム(5G)の導入のための特定基地局の開設計画の認定

http://www.soumu.go.jp/main_content/000613734.pdf