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【Android】Qin2レビューとbootunlock、ROM焼き、DB修正【xiaomi】

Qin2がそこそこ使えるようになったのでレビューします。

毎度おなじみGearbestで買いました。

www.gearbest.com

ですが到着が遅かったです。新コロのせいでしょうか。。。

 

もくじ

 

Qin2とは

スマートフォンというよりAIリモコンにスマホをつけた感じ?のものです。

サイズも従来のスマホよりはるかに縦長でしかも軽くて小さいです。

一応

・Qin2(中国版)

・Qin2(グローバル版)

・Qin2Pro(グローバル版)

が存在しているみたいです。今回購入した(購入できた)のは中国版です。

中国版は中国語と英語だけです。それはまだいいのですが。。。

同封物はこんな感じです。

f:id:Di_no:20200528095118j:plain

見えにくいですがケースとフィルムもあります。とくに何も買わずにすぐに使えます。

f:id:Di_no:20200528092014j:plain

中国語をみるといかにも中華スマホっぽいw

(フィルムはこの下に貼り付け済みでした)

スペック

以下の通りです。

項目 内容
Soc SC9863A 1.6GHz オクタコア(Spreadtrum)
バッテリー 2100mAh
サイズ 132.6-55.4-8.6mm 105g
ディスプレイ 5.05インチLCD、22.5:9
カメラ リア8MP、フロント無し
バンド FDD LTE: B1/3/5/7/8/
WiFi 802.11 b / g / n /
中国版について

所謂中華スマホの中国版はなかなかやっかいです。通話やインターネットのブラウジング程度なら困らないかもしれません。しかし、Googleのサービスフレームワークが導入されておりません。そのため

・GooglePlayがない ⇒ アプリの導入と管理が面倒

Googleアカウントと同期とれない ⇒ Chromeのお気に入りとか連絡帳とかまっさら

となり非常に使いにくいです。GoogleアカウントのないAndroidははっきり言ってゴミです。ということで中華スマホマニアには当たり前のbootunlockとROM焼きをやっていきました。

(とはいっても艦これみたいにGoogleアカウントもPlayStoreもいらない子は問題ないよ)

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※ちなみに

AmazonのFireタブレットと同じようにGoogle系のAPKをインストールすればいんじゃねと思っている方。はい、それではダメでーす。

Googleサービスフレームワークは「MANAGE_USERS permission」が必要です。これはadbコマンドでも付与できない権限です。Fireタブレット(の中のOS)はこの辺がクリアできるのですが、このQin2はこの権限で引っかかってしまいます。

試しにインストして動かしてadbコマンドでログを見ると楽しいですよ。

なお、その前にgmsが別のパーミッションを欲しがりますが。。。

bootunlockとROM焼き

xdaのフォーラムにいろいろ記載がありました。ほとんどこの通りすればいいです。

forum.xda-developers.com

とくにうまくまとめられたサイトがこちらです。

listed.to

ここで何点か記載と違うかった個所があったのでメモをしておきます。

①Unlockするときのfastbootコマンドについて

rarからうまく解凍できてなくてfastbootコマンドが通りませんでした。(初歩的なことですが、気づくのに時間がかかりました。。。)

rarの中にfastbootのファイルがあるのでしっかりそれを指定してください。

(通常adbやfastbootを使えるようにしたlinuxはfastbootが/binのやつを動かせるようにpathが通ってしまいます。なので./fastbootや絶対パスで指定してください)

②”ResearchDownload”の完了について

サイトのunlock項目のNo.10にはこう記載があります。

Wait for ResearchDownload to finish flashing, then your device will automatically reboot into the official ROM again.

しかし、私の場合はここまでいかなかったです。途中再起動がはしり、その後”ResearchDownload”がデバイスの接続待ちになるのです。作業は途中っぽいですがしっかりいろいろなイメージは書き換えられていたのでたぶん問題ないです。私はそこでストップボタンを押しましたが以降問題なかったです。

③ROMの選択について

いろいろ試しましたが最終的にAndroid10のv213にしました。

system-quack-arm32_binder64-ab-gapps.img.xz

とかいうやつです。

Qin2は”arm32_binder64”らしいです。そして"aonly"はうまく動作しないよと記載があります。"gapps"がGoogleのサービス系アプリ同封版です。

Googleアプリ同封の最新版(v214)だとなぜかジェスチャー関連がうまく動作しませんでした。

※今見たら最新ROMのv217にGoogleアプリ同封版があるじゃん。。。

SMSを利用できるように

上記作業であらかた完了です。で、しばらく使用していたら気づいたのことが。

SMSの送受信ができません。Googleのメッセージはもちろんサードパーティー製のSMSアプリでもダメです。で、これまたログを見ていたらどうもSMS用のDBへのSQLでこけていることが判明。

adbコマンドで

/data/data/com.android.providers.telephony/databases/

にある”mmssms.db”と"mmsmsms.db-journal"の二つを削除(私は名前の変更に留めました)すればOKのはず。

出来上がり

最終的にはこんな感じになりました。Google系のアプリはもちろん、艦これも動きます。これは非常に便利です。ただし画面のオンオフがちょっと面倒。。。

AIボタン?が機能しないんですよね。。。

※なおホーム画面はQin2従来のがかっこいいのでランチャーを入れております。

ランチャーはここ(4pdaのアカウント要)

http://4pda.ru/forum/index.php?showtopic=969015

再配布とかがわかんないからとりあえずリンクだけ。欲しい人がいたらコメントにお願いします。なんか考えます。

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まとめ

・持ちやすくサブ機(通話用)にはぴったり

・でもグローバル版のほういいよ

・まぁいろいろ楽しかった